今回のドラムのペダル魔改造について、今までペダルのシャフトとかバネの調整とかそういったところに注目をされてきたものですが、私は全く違う部分に注目してペダルの踏みごこちの性能を改善してみました。

結果として得られたメリットは

  • ペダルを踏む力が思いっきり少なくなった
  • ペダルがバスドラを叩くパワーが強くなった
  • ツインペダルの連打でもパワーが出るようになった
  • ツインペダルの最大速度が20テンポくらい上がった

逆にデメリットかなと感じる部分としては、踏みごこちが軽くなったためコントロールが最初は難しくなってしまった

ツインペダルを扱うものとして高速ツインペダルでの音量低下は悩みでありますが、これを行う事で改善を行う事ができます。

また筋肉が弱いからパワーが出ない、普段からそんなに練習してないから体が疲れてしまうっていう場合にも有効になる気がしています。

今回紹介する方法では、片足の魔改造で千円ぐらいで改造できますし、すぐに元に戻すこともできるので気になったならまずは試してみてくださいね。

改造している様子をDrummer’s Meeting Placeのツイキャスで配信しました!その配信のアーカイブをこちらで公開しています。↓

DMP配信Vol.3「ペダル魔改造」について検証

そもそもこれを見つけた背景としてK’s Musicでのアドバイスがありました。

そもそもどうしてこういうことになったのかというと、ペダルを踏む時に楽に踏む方法として人体力学、モーラー奏法を学べるK's Musicで教えてもらったペダルプレートのエッジの部分を使って楽に踏むという方法があります。

物理学的に言うと接触している面積が少ない方が必要になる力が少なくて済むというものです。

この原理を利用していると、この時教えてもらったのが、【プロも愛用】ドラムペダル加速アタッチメント ラウドステップ Ver.4(特許出願中)という商品だったのですが、こちらはずいぶんと前から販売が終了しているようです。前に確認したときは15年前で売切れていた(笑)

そこで私が思いついたのがホームセンターにあるものを使ってこれと同じ事が再現できるのではないかということです。

結果としては非常に満足のいく魔改造ができ、現在私のペダルはこれを標準にしています。

それでは早速どのように改造して行ったのかパーツと手順を説明して行きたいと思います。

ホームセンターで買うものと楽器屋さんで買うもの

必要な物はスネア用のネジとアングル二種類、そして紐。

上の写真ではM6ネジとかも買っているが実際には必要がなかった。M6ネジ(φ5(直径5mm))のナットは必要でした。

そして後々検証したら必要になったことに気が付いたのですが、耐震マットジェルがあるといいです。

ホームセンターで購入すれば1000円くらいで買えますが、行く時間と交通費が、、、という場合は以下のリンクからどうぞ!

PEARL ( パール ) / T061L
■テンションボルト
■ワッシャー付
■W7/32×47mm

ペダルにアングルブラケットを取り付ける

アングルブラケットというのはL字型の留め具のことである。

この留め具をペダルプレートのベルトを止めているネジを外してスメア用のネジに付け替えることによりネジが単純に長くなり表側にネジが飛び出て取り付けることが可能になる。この時に緩まないようにスプリングワッシャーをちゃんと間に入れよう。下の写真ではアングルブラケットとペダルプレートの間に挟まっているやつである。

ちなみに上のナットを固定するのはラジオペンチ等でネジナットそのものを回す道具が必要になるので用意しておこう。

留め具用のアングルブラケットが取り付けできたらあとは簡単である、眺めの穴があいているアングルブラケットに紐を通し縛って固定をするだけ。

この時とめぐ用のアングルブラケットに紐を通すことによってしっかりと密着させることが可能。

以上でペダルの先のほうの工程は終了だ。

安定させるために付け根の方の部分のアングルブラケットを紐で縛ってこう、この時アングルブラケットが左右に揺れないように耐震ジェルを設置する事をお勧めする。

これで面で多くの力を使っていたペダルが少しの力で多くの力を出してくれる仕様に魔改造が完了である!ペダルの踏みごこちがもう少し軽くならないかなとか、筋肉をあまり使わないで踏みたいなと思ったら是非試して欲しい。

ちなみに私はツインペダルの16符ベタ踏みをあまり練習していなかったとしても常時テンポ140が限界だったが、 160までいつでも踏めるようになった。もちろん音量もそれなりに大きい!

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