GIGAPORT eXをメインに使うようになって思った以上に使えるので
ドラマーとしての観点から必要だなぁと思った部分について書いてみますと。
- 出力数が多い
- ヘッドホン出力が二つあるが
- とにかく軽いので移動がラク
これを全部クリアしている超いい子ちゃんですね!
どんだけ使えるのか使いやすいのかということについて私なりの備忘録としてお伝えさせていただきますね!
新しい同期用機材届いた!
— 海原広充(UNA) (@drum_una) December 1, 2020
めっちゃ小さいし軽い\(^o^)/
これでドラマー向けに
最小サイズで同期ができる仕様になった♪
パソコンでの同期と
スマホでの同期
検証してブログで公開しょっと♪#GIGAPORTeX#ESI pic.twitter.com/feTc8sc24g
出力数が多い
まずはとにかく出力できる端子が8つ(8out)あって非常に多いです。
金額的に考えてこれほどの出力ができてこれほどコンパクトで使いやすいのは他にはないでしょう。
これだけ使うのかと思われたでしょうが、使う用途としては同期をパラで出力する場合があります。
というのも、会場によって動機の聞こえ方というのも変わってくる場合というのがあるんですね、なので
- キーボードの音
- コーラスの声
- パーカッションの音
- 重ねるギターの音
- 効果音
などなど
別々に出力をして音響(PA)さんに調整をお願いするという場合があります。
ただ、基本的には同期音源を作っている環境(DTMソフト)で調整をする場合が多いので、音響 (PA)さんに同期の音を送る場合、 LR のステレオの配線があれば十分です。
別のケースとしては、ベースやギターはアンプから鳴らしたいという場合。
その場合はさらにベース用に出力が一つ、ギター用に出力が一つ必要になりますね。
さらにツインギター仕様にしたい場合はアンプをもう一台用意するということなのでさらに出力が必要になります。
こうなってくると、
同期用のステレオアウトプット 2チャンネル
ベース用アウトプット 1チャンネル
ギター用アウトプット 1~2チャンネル
このように出力が4つ~5つぐらいあるといろんな環境に対応できるので安心ですね。
さらに忘れてはいけないのがメトロノーム(クリック)の存在です。
基本的にこのメトロノームの部分はメトロノームの音声ファイルとして用意している場合がほとんどです。
というのも、曲ごとにプロジェクトを変えるということはなく、同じプロジェクト内で用意して再生停止を押すだけの動作で済ませるようにするからですね。
曲5終わってからすぐ次の曲に入る場合プロジェクトファイルを読み込むという余裕なんか1ミリもありません。
精神的にもかなりそれはきついです。
なので、ひとつのプロジェクトに1回のライブで演奏する曲の同期を全部用意するのです。
こちらは実際に私が使っている同期です。見えているだけで10曲分の同期があります。
画像を見たら気がついたかもしれませんが、メトロノームにも一つ出力を持たせてあげないといけないです。画像の上から3つ目の音声ファイルがメトロノームの音です。
メトロノーム(クリック)は自分で適当に作ったものを当てはめています。私はmidiで作るようになりましたが、前はリアルにメトロノームのヘッドフォン出力から録音していました(笑)
なのでさっきの必要なチャンネルにチャンネルを1つ余分に用意する必要があります。
だから同期をするドラマーが使うオーディオインターフェースは4アウトが最低の条件とも言えますね。
ちなみに3アウトがあればいいんじゃないかと思ったかもしれませんが、私が今まで見てきた機械の中で3アウトというものは見た事がありません。2の倍数で出力の数が増えていく感じです。
そして 2outしかないオーディオインターフェイス使う場合、片方はクリックになってしまうので正直オーディオインターフェイスを使う意味というのはなくなります。
そういう状態であればスマホから出力した方がお手軽でいいかもしれないですね。
でも、同期の音はステレオで出した方が圧倒的に良いので、同期の機材を使うなら4アウト以上のものができるものを使うということです。
大体平均して4アウト以上のオーディオインターフェイスと言うと2万円は超えるというのがスタートラインになりますが、今回御紹介しているものGIGAPORT eXはそのスタートラインと同じような値段で8アウトがあるという驚異的な状態になってます。
そして音もそんなに悪くないです。
あ、あと出力はホーンじゃないピンので、変換プラグ持っていたほうがいいですよ!
ヘッドホン出力が二つあるが
ヘッドホン出力が二つあるんですがこれ使ってみてちょっとだけ使いづらいなと思ったことがあります。
それは出力が固定されているということです。
どういうことかと言うと、1、2チャンネルのペアと全体のミックス(マスター出力)の2つに固定されているのです。
大抵ヘッドホン出力が二つある場合は 、A/B出力というパターンになってることの方が多いと感じているんですが、このパターンは初めてでした。
というのも、同期で出力するチャンネルを考えないと、聞く必要がない音もヘッドホンで聴いてしまうことになってしまうからです。
ちなみに私は基本クリックだけ右耳で聞くタイプです。左耳は生音を聞く為にイヤホンはしません。
同期の出力を1(L)と2(R)にしてしまうと、メトロノームを聞く場合、全体のミックスを聞かないといけなくなるからです。
なので、同期の出力を3から8のどれかに割り当てます。
基本はペアになっているので、3-4、5-6、7-8の3つのどれかになるでしょう。
そしてクリックを1もしくは2に割り当てるということです。
そうすることで、ヘッドホンでクリックだけを聞くということができるようになります。
もちろんバスチャンネルを設定してしまえば自分が聞きたい時の音も一緒に聞くことができるので安心です。
そしてドラマーにとって肝心な出力の音量ですが、ロックバンド演奏しているときにクリックを聞くことが十分に出来る状態だったので問題はないかと思います。
自分で言うのもなんですが、基本は音量的におとなしいドラマーではありません(笑)
音量の調節に関しては再生ソフトの方での調整ですね。
ちなみに線をのばすための延長ケーブルは100均のやつ、イヤホンはiphone備え付けのイヤホンです(笑)
多分、値段が高いものにしたらもっと聞こえるのでほぼほぼ問題ないでしょう。
とにかく軽いので移動がラクになった
多くのドラマがこれが1番求めていたんじゃないかなと思ったんですが、とにかく小さいので軽いんです。
どのくらい軽いかと言うと、 私の持っているiPhoneX とそんな変わらないです!
そしてサイズもほぼほぼ iPhone と同じくらいです。厚みが2倍ぐらいあるかなっていうくらいですね。
これはドラマあるあるかもしれませんが、サポートいくつかやっていたりする時にリハーサルの直前に曲順が送られてくるという状態があります。
今までは何とか電車の移動中とかにそういった作業パソコンを広げて行ったりするんですけどとにかく面倒です。
スマホで使った検証記事にも書きますが、スマホを同期媒体にした場合スマホをいじってる感覚でセッティングができるのでこれは超楽だなと思いました。
ある意味ゲームやっている感覚で同期ファイルが作れちゃうので!
動作環境
あ、これは機械の説明書にある動作環境じゃなくて使っている環境です。
PC Surface Pro6 256MB Core i5 実装RAM 8GB
DTM Soft Studio One 5 Professional
オーディオインターフェイス ESi GIGAPORT eX
イヤホン iphone備え付けイヤホン
イヤホン延長ケーブル 100均
イヤホン変換ジャック 100均
まとめ
10万とか高額なオーディオインターフェイスと比べるとちょっと困っちゃうんですけど、2万から3万で同期用に考えているならコスパもいいし重くもないし最高の逸品ですね。
GIGAPORT eXのパソコン編でした!
スマホ編も検証は済んでいるので、近々まとめて記事にしますね!
スマホ版書いたのでこちらからどうぞ!↓
【iphone編】ESiのGIGAPORT eXを使ってドラムの同期ステレオ出力セットを組んだ(スマホ編)
んじゃ
【2020.12.22追記内容】動作が時々不安定になる
使ってみてわかったのですが、ライブハウスなどの移動先では動作が時々不安になるときがあります。
発生したものとしては
「1/2」トラックの以外の出力が反応しない。
これは正直焦りました。本番直前5分前に「1/2」はクリック、「3/4」を同期に設定していたのですが、何故か「3/4」トラックが再生されないという事態、オーディオインターフェイスの表示を見ても光っていない事から、オーディオインターフェイス側の問題であるという事がわかりました。
一度、PCから接続をはずして再度接続をしたら反応してくれましたが、この時は予備で持ってきていた以前使っていたオーディオインターフェイスを使いました。
1トラック目が再生されない
今度は「1/2」トラックを同期、クリックを「3/4」トラックにしていたのですが、「1/2」トラックでステレオで出力していた同期音源が2トラック目しか出力されていませんでした、つまり1トラック目は鳴っていなかったという事です。
これも一度オーディオインターフェイスをPCから外して再度接続したら正常に再生できるようになりました。
原因の状況と推測
鳴らない確率、不具合の確立は今の所10回に2回となかなか確率が高いです。
共通している環境としては、ライブ会場(ステージ)でのみその現象が発生しているという事。PCの電源をUSB Type-CのものをPCに使っているという事(純正品じゃない電源)です。
あとは、オーディオインターフェイスの電源の光り方がちょっとライブハウスでは弱い気がしています。自宅ではそんなことはないです。
自分が感じているのはオーディオインターフェイスに「供給している電源」が弱い?ギリギリ?の時(機械の電源ランプが弱弱しくチカチカしている時)にこういった不具合が起きていると推測しています。
それが正解ならオーディオインターフェイスそのものに電源専用の供給手段がある方が安心かなと思います。