こんにちは、ウナです!
最近始まった事じゃないんだけど、ドラマーがクリックを聞いて耳が難聴になったり、痛くなったりと身体的な問題が発生して演奏できなくなるという事にたびたに遭遇します。
しかし、ドラマーとしてクリックのイヤモニをしてからもう15年経過しますが、自分の耳は全然問題ありません。
ではどうして大丈夫なのか?という部分について仮説を考えてみたので共有してみます。
一個人のドラマーの意見として参考になったら幸いです。
大前提として音質にこだわらない
自分と他のドラマーとの大きな違いのひとつにコレがあると思っています。
音質にこだわらない!
耳を壊す人って結構良いイヤホンを使っていたりするんですよね。
もちろんイヤホンが問題ではないと思いますが、良いイヤホンを持っている人が耳を壊しているというケースしか出会ったことがないのです。
そんな自分が使っているイヤホンはどんなモノなのかというと
スマホを購入した時にオプションで標準装備されているイヤホンです。
それ以外で購入して使っているのは最高で990円のイヤホン。
予備の予備に至っては100円均一のイヤホンときています(笑)
それでも充分使えているんです。
クリックに音質はそんな求めていない
どうしてイヤホンにこだわりが無いのかというと
クリック(メトロノーム)に音質を求めていないからです。
むしろクリアな方が良いのかも知れませんが、クリックの音質を楽しみたいわけではなく、自分の演奏をキープするためのガイド、同期音源とのずれを発生させないためのガイドなわけなので、聞ければいい!
という考え。
なのでスマホの付属品のイヤホンで充分なんですね!
ちなみに今使っているのは
- iphoneの付属イヤホン
- ZenFoneの付属イヤホン
- HUAWEIの付属イヤホン
- 100均のイヤホン(予備の予備)
そうです、購入したのは1つ!しかも100均(笑)
でもしっかりとライブでPA業務もしますし、レコーディングした音をミックスしたりもします。
耳は悪くなっていないんです。
そこで最近ひとつの考えにたどり着きました。
イヤホンで聞くクリックの音域のバランスが耳に悪いのでは?
ドラマーならメトロノームを持っていると思いますが、あなたはどういう音質で練習しますか?
ちなみに私のクリックの音質はこの画像のようになっています。
なんとなく音圧は無く、クリックが鳴っているなぁ。。。
くらいの感覚になっています。
この音作りに根拠はありません。自分の耳が疲れないのを適当にいじっていたらこうなって今ではこれで安定しています。
カナル式の密閉は実はそんなに使っていない
実はカナル式の密閉タイプのイヤホンはそんなに使っていません。
一応「ZenFoneの付属イヤホン」が密閉式なのですが、このイヤホンだと疲れる感覚があります。
だから基本はiphoneの付属イヤホン(笑)
iphoneの付属イヤホンを忘れてしまったときにZenFoneの付属イヤホンが出番です!
思ったよりもアイフォン付属品良いです。
一時期耳が痛くなったけど今は大丈夫になり10年経ちました。
この記事を書いていて思いだしたことがあります。
それは昔、一時期耳がクリックで痛くなったことがあった!という事です。
その時にしていたのはとにかく大音量でクリックを鳴らして、音がしっかりと聞こえるように密封のカナレ式イヤホンで3980円くらい(←そんな感じw)のドラムに使う専用イヤホンを用意していました。
大音量で流すから音漏れしないように密封型で自分の耳から盛れないようにしよう!
そしてしっかりと聞こう!
という意識でクリックを調整していた気がします。
痛くなった時の解決策として、基本片耳で聞いていたので、左右を定期的に入れ替えていたような記憶もあります。
でも、結局痛くなっていたのでそれ自体は根本解決になっていなかったんですね。
解決のキッカケになったのはその専用イヤホンを忘れて、iphoneのイヤホンを使った時です。
その時に気にしたことが「音漏れを気にして少し控えめで漏れても目立ちにくい音に変えた」という事。
その時のクリック音がヘッドフォンアンプでも増幅していたし、あまりにもデカかったのでiphoneのイヤホンだと外にもれると思って音を可能な限り小さくしたんです。
そうしたらそんなに大きい音ではなくても意外にもクリックは感じれたし、耳にかかる負担が少なかったんです。
その結果、クリックの音つくりがさっきのEQになったんです。
クリックはテンポガイドだけど、自分の共演者という意識
それと変わったことと言えば、クリックはテンポキープの為のガイドではあるけど、自分の意識としては一緒に演奏している共演者。
つまり「自分にコイツが合わせている」という意識を強めにすることです。
改めて考えると良い事がいくつか見つかったのですが
- 思ったよりも音量が小さくて済みました。
- リズムを引っ張るという意識が強くなりました。
- 耳が疲れるということはないです。
- 集中力も上がった気がします。
- 自分の演奏の音もまわりの音も聞きやすくなりました。
耳が痛いというドラマーは試してみて!
もちろん全員に当てはまるかわからないし、経験から出てきた答えですので、理論的に証明は出来ていません。
でも、この考えと行動で10年間以上演奏する時クリックを聞き続けて問題無い状態が続いています。
この問題に悩んでいるドラマーの参考になれば幸いです!